介護業界の懸念と展望。

皆様、ご無沙汰しております。清時です。
最近は、ニュースでも介護のイメージダウンにつながるような暗いニュースばかりで少し嫌気がさしていますが、介護事業者としてこれから迎えるであろう問題点や今後の展望などを少し書かせて頂きます。

2000年4月に施行された介護保険制度は、高齢化社会における介護のニーズに対応するために重要な役割を果たしていますが、24年が経過した今、介護業界は経営におけるさまざまな課題に取り組む必要があります。介護報酬の改定率は24年で平均0.12%とわずかながら上昇している一方で、同期間に消費者物価指数は約8.4%も上昇し、物価高騰が業界全体に大きな影響を与えていますが、当社は堅実に経営を続けてこれています。

厚生労働省の発表によると、2024年6月に廃止された訪問介護事業所は前年同月比で11.8%増加し、133件に達しました。この増加は、介護業界全体の経営環境が厳しくなっていることを示しており、事業者にとっては難しい局面が続いています。

介護報酬がほとんど変わらない中で、事業者がスタッフの賃金アップを実現するためには、企業の独自の努力が不可欠です。現在の報酬制度では、訪問件数が直接売り上げに結びつくため、訪問回数を増やすことが最も現実的な方法です。これは収益拡大と賃金引き上げにつながりますが、一方で訪問件数の増加に伴い、スタッフの業務負担が増し、過労やサービスの質低下を招くリスクも存在します。

そのため、当社ではスタッフの健康と質の高いサービスを最優先に考え、1日の訪問件数を制限しています。これにより、スタッフが十分な余裕を持ち、利用者一人ひとりに対して質の高いケアを提供できる環境を整えています。この取り組みによって、スタッフが安心して働きながらも、利用者にきめ細やかなサービスを提供することが可能になっています。

また、訪問件数を増やすためには人員の増加が必要ですが、介護業界全体で慢性的な人手不足が課題となっており、簡単に解決できる問題ではありません。新たなスタッフの採用にはコストがかかり、それがさらに事業の経営を厳しくする要因にもなりかねません。

このような状況下では、事業者が収益を増やしながらスタッフの賃金を引き上げるための選択肢は限られていますが、質の向上と効率化を両立させる取り組みが求められています。効率的な業務運営やデジタル技術の活用、スタッフのスキルアップを通じて、持続可能な成長を目指していくことが重要です。

さらには、政府や関係機関による介護報酬の見直しや業界全体の支援体制の強化も不可欠です。物価が上昇し続ける現代において、適切な報酬の配分が行われなければ、現場で働く介護スタッフの待遇改善は難しく、業界全体の持続可能性が脅かされる可能性があります。

介護業界は、社会全体の高齢化が進む中で、ますます重要な役割を果たすことが期待されています。高齢者が安心して生活できる社会を支えるためには、現場で働くスタッフの労働環境や賃金の改善が不可欠です。そのためには、国や地方自治体、介護事業者が一体となり、労働環境を改善するための具体的な施策を講じる必要があります。

また、長期的に見ると現在の介護報酬が変わらないままでは、業界全体が破綻の危機に直面する可能性があります。一方で、介護事業者が増えすぎている現状もまた一つの課題です。事業者が多ければ多いほど、スタッフが分散し、人材確保が困難になる恐れがあります。すべての問題を一度に解決するのは容易ではありませんが、最も重要なのは、利用者が困らないようにすることであり、私たち事業者と政府が協力して対応していくべきだと感じています。

まとめると、介護保険制度の下で訪問件数を増やすことは一時的な収益改善策ですが、それだけでは持続可能な成長は難しいです。長期的な視点で、質と効率を両立させる努力が業界全体に求められています。当社も、独自の経営スタイルを取り入れて、訪問件数を制限しながら質を重視する取り組みを通じて、持続可能な介護サービスの提供に貢献していきます。

介護は「社会インフラ」だ!!!


私たちの生活には欠かせないものとして、電気、ガス、水道などのライフラインがあります。これらは日々の生活を支える基盤として、誰もがその重要性を認識しています。しかし、高齢化が進む現代において、これに匹敵する、あるいはそれ以上に重要なインフラがあります。それが「介護サービス」です。日本は世界でも類を見ない速さで高齢化が進んでおり、2025年には65歳以上の高齢者が人口の約30%を占めると予測されています。この現実を受け、高齢者が自宅で安心して暮らせるよう、また、病気や障がいを持つ方々が適切なサポートを受けながら社会とのつながりを保てるようにするためには、充実した介護サービスが必須です。介護はただの福祉サービスではなく、社会全体の持続可能性を支える基盤であるといえます。

日本の介護サービスは世界に誇れるレベルで発展していますが、それでもなお多くの課題を抱えています。介護人材の不足、質の向上、経済的な持続可能性など、解決すべき問題は山積しています。特に介護職の待遇改善やキャリアパスの確立は、この職種を志す人々にとって重要な要素です。社会インフラとしての介護サービスの充実を図るには、政策だけでなく、社会全体の意識改革が求められます。介護サービスのさらなる発展と社会インフラとしての役割を強化するために、重要な要素は国がこの領域の重要性を認識し、具体的なアクションを起こすことです。技術革新も重要ですが、それ以上に、介護を提供するスタッフの処遇拡充と、介護スタッフをエッセンシャルワーカーとして適切に扱うことが必須です。介護スタッフは日々、高齢者や障がいを持つ人々の生活を支え、尊厳を持って暮らせるよう助けています。この責任重大な役割にも関わらず、多くの場合、労働条件は改善の余地があるとされています。国による介護職の賃金の改善、労働条件の最適化、職業への社会的認知の向上は、この分野への更なる人材の流入を促し、介護サービスの質の維持と向上に直結します。

また、介護スタッフをエッセンシャルワーカーとして扱うことは、モチベーションの向上だけでなく、社会全体の介護に対する見方を変えることにも繋がります。介護の仕事が社会全体にとって不可欠であり、その価値が正しく評価されることで、介護業界全体のイメージや魅力が向上するでしょう。国が介護サービスの重要性を理解し、これを国家戦略として位置づけ、介護スタッフへの投資を拡大することが、高齢化社会における持続可能なインフラを構築する鍵です。それにより、すべての人が高齢期にも安心して生活できる社会を実現できるでしょう。介護サービスを社会インフラとして捉え、その重要性を再認識することは、高齢化社会を生き抜くための鍵です。これからも私たちは、介護サービスの充実を通じて、すべての人が尊厳を持って生きることができる社会を目指す必要があります。それが真に持続可能な社会を築く第一歩となるでしょう。

人生の最期を、大切な我が家で。

岩国市周東町に根差す株式会社キヨトキは、介護施設や訪問型サービス事業を展開しております。現在は、サービス付き高齢者向け住宅、訪問看護ステーション、訪問介護ステーションを運営しています。

周東町は人口が14,000人の小さな町ですが人口に占める高齢者比率は高く、介護施設が集中している地域です。自宅での生活が難しくなった場合は、病院や施設に入所する方が多いのが現状です。

2021年に日本財団が行った調査によると約60%の高齢者とその家族は「自宅で最期を迎えたい(迎えさせたい」」と回答しており、高齢者が尊厳ある生活を送るためには在宅療養を行うことができる包括ケアシステムの構築が必要不可欠であると考えています。

株式会社キヨトキが目指す包括支援システム

居宅介護支援事業所の開設
居宅介護支援事業所の設立は、高齢者とその家族が直面する多様な問題や地域における社会的な問題に対応するための新しい取り組みの一環です。この事業所は、高齢者及びその介護者が直面する多様な問題に対応するための中心的な役割を果たすと考えています。
当社が目指す事業所は、個人の尊厳を大切にして支援事業所以上の役割を果たすことを目指しています。特に、高齢者本人やその家族が気軽に相談できる「窓口」や「相談口」としての機能を持ち、地域において無くてはならない、身近な存在となることを目標にしています。

訪問介護・看護ステーションとの緊密な連携強化
居宅介護支援事業所は、訪問介護ステーションや訪問看護ステーションと緊密に連携し、医療・介護・リハビリの統合的なサービスを提供します。これにより、高齢者が自宅で長く安心して生活できる環境を築きます。私たちのスタッフは、個々の高齢者やその家族に寄り添いながら支援を行います。その人らしさを失うことなく、尊厳ある生活を送れるよう、最期まで寄り添うことが可能です。

地域医師との連携強化
地域の医師との連携を強化することで、医療と介護の統合されたサービスを提供します。定期的な健康チェック、病状の管理、緊急時の対応(訪問看護でも対応)など、高齢者の健康維持をサポートするための体制を整えます。また、ターミナルケアや看取りのニーズにも対応し、医師が自宅を訪問して必要な医療を提供します。これにより、高齢者が健やかに自宅での生活を続けることが可能となります。

地域社会への貢献
周東町における高齢者支援の新たなモデルとして、地域社会に貢献することを目指しています。地域の中で高齢者とその家族が最初に相談する場として、また長期的な支援の基点として機能することで、周東町の高齢者一人ひとりがより充実した生活を送る手助けをします。

未来への一歩

当社は小さな会社ではありますが、私たちはその枠を超え、地域貢献に全力を尽くしていきたいと考えています。高齢者の方々が地域社会で豊かな生活を送るためには、地域全体が包括的な支援体制を築くことです。それが地域包括ケアシステムの構築です。

介護サービスの充実とは、地域のニーズに応じた柔軟なサービスを提供し、高齢者やその家族が安心して利用できる環境を整えることが重要です。そのためには、地域のケアネットワークを強化し、医療機関、福祉施設、在宅サービスなどと連携を深めていく必要があります。

地域包括ケアシステムの構築には時間と労力が必要ですが、それによって高齢者の方々がより良い生活を送ることができるようになります。私たちは地域の皆さんと協力し合いながら、この目標に向かって前進していきます。地域の誰一人取り残すことなく、共に支え合い、地域全体で支え合う仕組みを築いていくことが、私たちの使命です。

令和6年度介護報酬改定について思うこと。

令和6年度の介護報酬改定が行われ、結果は業界にとって深刻な問題を浮き彫りにしました。政府が提示した報酬額はわずか1.59%の増加であり、これは10%以上の物価高騰が続く現状とは打って付けの数字とは言い難いものです。介護施設経営者として、この改定がもたらす現実を率直に申し上げたいと思います。

まず、介護業界全体が他の産業と比較して報酬水準が低いことは事実です。しかし、それは当社だけの問題ではありません。多くの介護施設が人手不足と賃金の低さに悩まされており、その上での微々たる増加は何の解決にもなりません。政府は中小企業に賃上げを要望していますが、介護施設はその対象外なのでしょうか?我々も労働者を大切にし、適正な報酬を支払いたいと願っていますが、そのためには適切な報酬体系が必要です。

介護は社会インフラとして不可欠な役割を果たしています。特にコロナ禍では、介護スタッフが日々命を懸けて利用者の安全を守ってきました。しかし、その重要性を政府が十分に認識しているか疑問です。介護施設が地域社会の支えとなっていることを理解し、適切な支援を行ってもらいたいと願っています。

介護スタッフは使命感だけで仕事はできません。適正な報酬がなければ、人材の確保や育成が困難となります。我々は質の高い介護を提供するためには、経営側も労働者も同じくらい大切であることを理解しています。しかし、現行の報酬体系ではその実現は難しいのが現状です。

政府のテコ入れによって処遇改善加算というスタッフへ必ず支給するという加算がありますが、サービスの量によって大きく変動する加算額のため、それだけで仕事に見合った支給額には達していない事業所が多くあるのが現状です。処遇改善加算は一定の前進ではありますが、介護業界の実情や人手不足、高い負担などを考えると、さらなる支援や措置が必要です。適正な報酬の確保は、質の高い介護を提供するために不可欠です。政府には、これらの課題を十分に認識し、介護施設が適切な給与水準で労働者を確保し、持続可能な事業を展開できるよう支援していただきたいと切に願っています。

介護の仕事って大変なのか!?

世間でよく言われている介護業界のイメージは

「介護って大変よね」

そうです、たしかに介護の仕事は大変です😌

介護業界は3K(きつい、汚い、きけん)と言われネガティブなイメージが焼き付いています😭

私は経営者として介護スタッフのそばにいつも居ますが、スタッフの働き方を見ていると利用者さんに家族のように寄り添い、何か問題があればそれを解決に向けた働きかけを行いイキイキと仕事をしているように思えます☝️

仕事だから当然でしょ、と言われればそうかもしれません
ですが、表情を見ていると本当に一生懸命に仕事に取り組んでいるなと感じます。
これも当然ですが、トイレ介助やオムツ交換をすることに対して汚いとかネガティブな発言をするスタッフは誰一人としていません🙌
皆さん自分たちの仕事に対してプライドや誇りをもって仕事をしています😆

身の回りのお世話だけでなく、利用者さんの身体の変化にも気付きすぐに看護師に報告したり、環境整備や福祉用具の提案をしたりと、まさに介護現場のプロフェッショナルです💪

給与に関しても少しずつではありますが処遇改善加算やベースアップ支援加算などの国からの報酬をもらうことで改善傾向にあります💰

また、医療や介護はこの世の中に無くてはならない業種であり、コロナ渦で一時話題となった
「 エッセンシャルワーカー 」
です‼️

どんな仕事でも向き不向きはありますが、もっと介護職の魅力を働くスタッフの方が発信していただき、ポジティブな話題がたくさん出てくれば良いなと思ってます😌

結論として介護職は大変なこともたくさんありますが、やりがいのある仕事です。
今の時代、物価高騰や人手不足でどんな仕事でも大変だとおもいます。
介護職がもっとポジティブなイメージが認知されるように千樹の杜も頑張っていこうと思います☝️☝️☝️😌

臨床工学技士は介護施設・訪問看護ステーションに必要なのか?

国家資格である臨床工学技士を皆様ご存知でしょうか?

臨床工学技士は、簡単に言えば、病院にある医療機器のスペシャリストです。

年々ハイテク化する医療機器の保守点検・操作などを行い、現代の医療に不可欠な医療従事者です。

臨床工学技士については、日本臨床工学技士会で詳しく書かれていますので、気になる方は

こちらからどうぞ → 日本臨床工学技士

日本には、約30,000人の臨床工学技士が病院等で勤務をされています。

病院では、主に透析室、心臓カテーテル室、手術室、機器管理室等で働いている方が多いと思います。

その活躍は病院のみならず、在宅医療の分野へも少しずつ広がってきています。

私は、2017年に病院を辞め6年ほど臨床を離れており、現在は当社の訪問看護ステーションの一員として活動しています。


介護施設・在宅での臨床工学技士の必要性

病院では、さまざまは場面で臨床工学技士が活躍しています。メカに強く、手先も器用な方が多いため雑務も結構引き受けている方も多いと思います。

では、早速ですが、介護施設や訪問看護ステーションなどの在宅分野で、臨床工学技士の必要性があるのかというと、

ある。と思っています。

介護施設や在宅で療養や治療を行う場合に、多職種の連携が必須となります。

この連携は、その分野の専門スタッフが意見を出し合い、一人の利用者さんへ最善最良の提案をします。

在宅は、医師が訪問診療、看護師が訪問看護、PT・OTが訪問リハビリ、ケアマネジャーがケアプラン作成を行なったりと多職種で連携を図っています。

その中で臨床工学技士は、医療機器の知識に特化した提案が可能です。

利用者さんの中には、在宅血液透析(HDD)、在宅人工呼吸療法、シリンジポンプ、輸液ポンプ、などの医療機器を付けている利用者さんもいらっしゃいます。

在宅血液透析(引用:日本在宅血液透析学会)

息を吸うとき(NPPV の場合)

在宅人工呼吸療法 (引用:環境再生保全機構)

その操作や管理に携われる医療従事者がいれば在宅療養の質がさらに高くなることが期待されます。さらには、機器の操作や管理の相談が24時間気軽に相談できることが大きなメリットだと思います。

病院で医療機器が装着されており、自宅に帰りたいけど帰ることにご不安に感じる方が多いかと思います。

当社、訪問看護ステーションの理念である「自分らしく最期まで生き抜くこと」にあるようにご自宅で自分らしく生活できるよう、全力で支援しています。

医療機器が装着されていても、医療機器のプロフェッショナルが対応致します。

ただ、現時点では訪問看護で臨床工学技士がサービスを提供しても介護保険による報酬や加算が取得できないため有料サービスもしくは無償での対応となります。その部分に関しては今後の法の改正に期待をしています。

手作りのお食事について。

2018年頃に、どんな施設を開設するかを考えている時に、いろいろな施設の見学を行っていると、社長さんや施設長さんから、厨房の必要性についてさまざまな意見が寄せられ

その中で

「管理が大変だからいらない」

「食中毒に気を付けないといけない」

との声が散々でした。

しかし、私は入居される方々の一番の楽しみは「食事」であると考えていました。

そのため、厨房の設置計画を進め、反対を押し切る決断をしました。

確かに、皆さんが指摘していた通り、厨房の運営には多くの困難が伴います。

人材確保、衛生管理、献立作成など、様々な課題に立ち向かわなければなりません。

しかし、その一方で、利用者の方々からいただく「おいしかった!」という言葉は、その苦労を一掃してくれるほどに、何よりの励みとなっています。

千樹の杜では、できるだけ手作りにこだわり、厨房スタッフが心を込めて調理しています。

正直言うと、人材確保や食材費、光熱費の高騰などに頭を悩ませることも多いですが、それと引き換えに、利用者の皆さんの笑顔や満足の表情があれば、それが何よりの喜びです。

厳しい現実に直面しながらも、私たちは千樹の杜の手作りの食事を存続させ、利用者の方々に美味しい食事を提供し続けたいという強い思いを抱いています。

これからもスタッフ一同、努力を惜しまず、千樹の杜の食事が多くの方に「美味しい」と言われるよう頑張ってまいります。

介護職員6000円の賃上げについて思う事。

介護職員のスタッフ不足を解決するために、政府が打ち出した政策が

介護職員の賃上げです。

みなさん、いくらになるのかなと楽しみにしていたと思いますが、

事前に公表された金額は6000円。

時給換算では、35円/時間の値上げです。

果たして、この賃上げで介護業界に人が舞い込んでくるのか?

そう思う人が大半でしょう。

そして、11月10日に今年度の補正予算案を閣議決定され、その中の490憶円を原資として盛り込まれました。

ここから重要なのですが、具体的な賃上げ方法が

なんと、「ベースアップ支援加算」に上乗せする形。

この加算は、サービスを提供して得た基本報酬に決まった加算率をかけた金額を事業所が受け取り、そのすべてをスタッフに支給するという制度です。

つまり、事業所の得た基本報酬によって支給額にばらつきがあるということになります。

ですので、政府は6000円上げます!!!と宣言しても現場で6000円もらえる人、貰えないひとが出てくるということです。

さらには、この制度は利用者への負担(1~3割)が発生することも問題となります。私たちはいつもこのような制度が始まった時に、利用者様、ご家族様にご理解とご協力を得ています。いつも申し訳ない気持ちになります。

私自身は、こんな回りくどいやり方をせず、マイナンバーどこでだれが働いているなんて明確なのですから、そのスタッフに直接お金を支給するべきと思っています。お金が支給できないのであれば、何か減税でもいいでしょう。本気で、介護人材不足を解消する気があるのでしたら何かあると思います。

ただ、介護の人材を増やす目的で始まる6000円の賃上げが中途半端な政策にならないように当事業所ではしっかりと加算を取得しスタッフに支給して、その分利用者様へのサービスの質をあげるよう努力してまいります。

介護のイメージを変えれるのは私たち介護事業者です。

働き方にバラツキのある業界ですが、千樹の杜が皆さんにとって働きやすそう、おしゃれな雰囲気、スタッフの笑顔があると思っていただけるようにSNSを通じてこれからも発信していこうと思います。

脳内麻薬。

日本では、死亡する場所の80%近くが病院となっています。
しかし、1950年頃までは病院で死を迎える人は10%程度でした。

近年の医学の進歩は著しく、大病でも根治ができる治療が増えてきています。

そのおかげもあり、病院で最期を迎える人が増えてきているのかもしれません。

また、家族からすれば身内であればあるほど苦しい死に方は嫌だ、楽に最後を迎えてほしいと思い病院を選びます。

では、死ぬほどの苦しみとはどれくらい苦しいのでしょうか。

病院以外の場所で死ぬことは、そんなに苦しいのか・・・?

私自身の考えですが、延命治療をしないほうが、

お  そ  ら  く

それほどの苦しみは感じていないと思っています。
私自身も歳をとって最期を迎える時に家族に囲まれて死を迎えたいです。

人は死が近づくと、呼吸が不規則になり酸素不足になります。
この酸素が不足することで脳から「エンドルフィン」という多幸感をもたらす脳内の神経伝達物質が多量に分泌されます。これは、天然のモルヒネのようなものです。
この物質が出ることで、眠った状態になり苦しむことなく最期を迎えるのです。

このエンドルフィンは、そういった状況下で分泌されるため、仮に苦しい・苦しそうだからと言って酸素投与をすれば、それにより分泌が抑制され、苦痛が強くなるという論文もあります。

同じように、食事が口から摂取できなくなると点滴をして水分を補給したいと思うこともあるかもしれません。

点滴は水分なのでそれが水分過剰になり色々な部位が浮腫み、肺の中にも水が溜まり溺れた状態になり逆効果となる可能性もあります。

さまざまなケースがありますので、一概には言えませんが、死が目前に迫った状態では、何もせず自然な形で看取ることが一番楽な方法なのかもしれません。

自分が死を迎える場所はどこなのか?延命治療を望むのか?など、それぞれのメリットやデメリットを考え、「人生会議」を家族でしっかりと行い、話し合いをしていくことはとても大切なことだと思います。

千樹の杜でのお看取り。

千樹の杜では、医師・介護士・看護師・ケアマネ・薬剤師・関係事業所が連携し施設でのお看取りが可能となっています😌

入居された時に、利用者・家族様へ施設での看取りについて書かれた冊子と、終末期医療についての意思確認書をお渡しし、現時点での急変時または看取りの場合の対応について書面で回答していただいております。

〇施設での看取りの方針が決まったら〇
施設でお看取りするにあたり
まずは居室での環境整備を行い、利用者さんができるだけ安らかに過ごせる環境を作り、定期的な巡回とバイタルチェックで些細な変化にもすぐに気付けるようにしております。さらに、その情報は記録に残しスタッフで情報共有を行います。また毎朝、状態を報告しその日にあったケアを提供します。

お看取りが決まった場合は、ご家族様へも必要な支援を行います。
①身体・精神面への配慮
②ご希望・心配事への対応
③施設長・介護士・看護師へ相談できる環境整備
など、ご家族様の希望や心配事を傾聴し、不安の軽減に努めます。

千樹の杜は、利用者様・ご家族様の意思で当施設を最期の場所として選んで頂いたからには、軽い言葉に聞こえるかもしれませんが

「いい最期」

を迎えて頂けるように誠心誠意を持って対応・ケアをさせていただいております。

2019年の開設以来、9名の利用者様のお看取りをさせていただきました。
ご家族様から「千樹の杜」を選んで良かったと言われることが私たちにとってとても励みになり更なる良いサービスを提供するための原動力となっています。

これからも千樹の杜らしい、千樹の杜にしか出来ない寄り添ったケアを提供していきます😌

令和5年は暑かった。

こんにちは。

まだまだ残暑が厳しい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

日中は30度を超え、夜もエアコン無では暑く寝苦しい夜が続いております。

そういえば、私が小さい頃は真夏でも扇風機で寝ていたな~と思いだし

過去の気温を調べてみようと思い、夜な夜なデータ収集を行いました。

私が生まれた年、1982年の8月1日~9月17日と2023年の同期間で千樹の杜がある周東町のお隣の町、玖珂町で調査しました。

結果は以下の通りです。


【2023年】の気温

最高気温:37.5度 最低気温:26.4度

最高平均気温:33.1度 最低平均気温:23.6度

【1982年】の気温

最高気温:32.2度 最低気温:23.5度

最高平均気温:29.1度 最低平均気温:20.1度

2023年と1982年との最高気温差

最高気温:+9.3度 最低気温:+9.2度

2023年と1982年との平均気温差

最高気温:+3.99度 最低気温:+3.51度


このような結果となりました。

この約40年足らずで、平均気温が約4度上昇しています。

最高気温に関しては、5.3度上昇。

特に最高気温が上昇していることからも、気候変動の進行が明らかですね。

この結果を見て、将来に対する懸念が益々増えました。しかし、地球温暖化を防ぐためには、私たちが積極的な行動を起こすことが不可欠です。世界中でさまざまな取り組みが行われており、今の子供たちが幸せに暮らせる未来を築くために、私たちの力を結集する必要がありますね。

地球環境を守り、未来の世代に美しい地球を引き継ぐために、私たち一人ひとりができることを考え、行動に移すことが大切です。

人生の大先輩。

私たち介護事業者は、利用者さまへの介護や看護というサービス提供を行いますが、その裏には意外な学びや心温まる瞬間が多く存在します😌

訪問サービスは、他の業種ではあまり見られない一対一のサービス形態です。
この特別な関わりを通じて、私たちは利用者さまと深いつながりを感じています。しかし、同時に私たち自身も多くのことを得ることができます🌺

日々のコミュニケーションや交流の中で、利用者さまの人生経験や価値観を聞くことで、新しい視点や知識を得ることがあります。利用者さまのたくましさや前向きな姿勢は、私たち自身の困難に立ち向かう勇気を鼓舞してくれます👏

そして、訪問サービスによって生まれる笑顔や感謝の言葉は、私たちの心を温かく癒してくれる瞬間です。利用者さまとの共有する時間が、私たちの仕事へのやりがいを一層深めてくれます😌

利用者さまの日常に寄り添いながら、喜びや感動を分かち合うことは、私たちにとって特別な意味を持つ瞬間です。

訪問サービスは、ただ介護や看護を提供するだけでなく、心と心が触れ合う素晴らしい機会でもあります。このような経験を通じて、私たちは人とのつながりの尊さを深く感じ、お互いに成長していることを実感しています😊

少し長くなりましたが、人生の大先輩を敬う気持ちはどんな時でも忘れてはいけないということです🙏

*写真は掲載許可を得ています。

介護の新3K。

【新3Kをご存知ですか?】
㍿キヨトキはサービス付き高齢者向け住宅、訪問介護ステーション、訪問看護ステーションを運営しています。

経営理念は
「私たちにしかできないことで、明日の介護を切り拓く」

これまでの介護(看護)のイメージを変えたいと思っています!!

介護看護といえば、
「きつい(KITUI)」
「汚い(KITANAI)」
「危険(KIKEN)」
の3K(頭文字)と言われてきましたが、近年は“新3K”という言葉が出てきています。

新3Kとは…
「価値(KACHI)のある」
「感謝(KANSHA)される」
「感動(KANDOU)できる」です。

困っている人のお役に立てる仕事、自分の行ったことに「ありがとう」と感謝される仕事、関わりの中にたくさんの感動がある仕事✨

もちろんツライ、苦しい仕事もありますが、それはどの仕事も同じです。

せっかくするなら、新3Kのやりがいが感じられる仕事が良い☺️もっとたくさんの人に、この新3Kを感じてもらいたいと思います🌸